专利摘要:
手術中において媒体タイプの表示を提供する、改良したシステム及び方法を提供する。外科システムは、外科器具と、吸引流量測定装置と、真空力測定装置と、インディケータとを有している。外科器具は、吸引部を有し、かつ媒体タイプ内に位置する。吸引流量測定装置は、吸引部によって発生する流量を測定するように構成されている。真空力測定装置は、吸引部によって発生する真空力を測定するように構成されている。インディケータは、外科器具が位置する媒体タイプの表示を提供する。外科器具が位置する媒体タイプの表示は、吸引流量測定情報、真空力測定情報、及び外科器具の操作及び構造に基づいている。
公开号:JP2011512165A
申请号:JP2010506346
申请日:2008-06-17
公开日:2011-04-21
发明作者:シー. ハキュラック,ジョン;アール. ハレン,ポール;シー. ブボルッツ,デイビッド
申请人:アルコン リサーチ, リミテッド;
IPC主号:A61F9-007
专利说明:

[0001] 本発明は、媒体のタイプを表示する外科システムに関し、特に、外科器具が配置される媒体のタイプを表示するシステムに関する。]
背景技術

[0002] 解剖学的に、眼は、2つの別個の部分、すなわち、前側セグメントと後側セグメントに分割されている。前側セグメントは、レンズを有し、かつ角膜の最外層(角膜内皮)からレンズの水晶体嚢へ延びている。後側セグメントは、レンズの水晶体嚢の背後の、眼の部分を有している。後側セグメントは、前側硝子体面から網膜へ延びている。硝子体の後側硝子体面が網膜と接触している。後側セグメントは前側セグメントよりもかなり大きい。]
[0003] 後側セグメントは、きれいな無色のゲル状物質である、硝子体を有している。硝子体は、眼の体積の約3分の2を構成しており、誕生前からその形状を保っている。硝子体は、1%のコラーゲン及びヒアルロン酸ナトリウムと、99%の水分で構成されている。硝子体の前側境界は、前側硝子体面であり、この前側硝子体面はレンズの後側水晶体嚢と接触している。その一方で、後側硝子体面は、その後側境界を形成しており、網膜と接触している。硝子体は、房水のような自由流動性はなく、標準の解剖学的な付着部位を複数有している。これらの付着部位の一つは硝子体基部であり、この硝子体基部は、鋸状縁を覆う3〜4mm幅の帯である。また、視神経頭、黄斑及び血管アーケードも付着部位である。硝子体の主な機能は、網膜を所定位置で保持し、球体の完全性及び形状を維持し、移動による衝撃を吸収し、レンズを後方で支持することである。房水とは対照的に、硝子体は、連続的に配置されていない。硝子体は、離漿として知られる過程で年齢とともに一層流動性となる。離漿は、硝子体の収縮を招き、この収縮により、その標準の付着部位に圧力又は引張りを及ぼす可能性がある。十分な引張りが与えられれば、硝子体は、自身を網膜付着から引っ張り、網膜を引き裂く又は穴を開ける可能性がある。]
[0004] いわゆる硝子体網膜手術と呼ばれる、様々な外科手術は、一般に、眼の後側セグメントで行われる。硝子体網膜手術は、後側セグメントの多くの深刻な疾患を処置するのに適している。硝子体網膜手術により、加齢性黄斑変性症(AMD)、糖尿病性網膜症、糖尿病性硝子体出血、黄斑円孔、網膜剥離、網膜上膜、CMV網膜炎及び他の多くの眼の疾患を処置する。]
[0005] 硝子体茎切除術は、硝子体網膜手術の一般的な手法である。硝子体茎切除術、又は、硝子体の外科的除去は、血及び破片を目から除去するために、又は瘢痕組織を除去し、又は網膜の引張りを緩和するために実施することができる。血、炎症細胞、破片及び瘢痕組織は、光を暗くし、視力障害を招いてしまう。硝子体が網膜をその標準位置から引いている場合にも、硝子体は除去される。硝子体茎切除術を必要とする最も一般的な眼の疾患のいくつかには、網膜剥離又は出血等の糖尿病性網膜症からの合併症、黄斑円孔、網膜剥離、予備網膜線維症、眼内の出血(硝子体出血)、損傷又は感染症、及び、以前の眼の手術に関連する特定の問題が含まれる。]
[0006] 外科医は、顕微鏡と、後側セグメントの明瞭な像を提供するために設計された特別なレンズで、硝子体茎切除術を行う。数ミリの長さのいくつかの微小の切開部が強膜上に作られる。外科医は、これら切開部を通して、眼の内側を照射するための光ファイバ光源や、手術中に眼の形状を維持するための注入ラインと、硝子体を切断して除去するための器具等の微小外科器具を挿入する。]
[0007] 眼の後側セグメントで処置を実施するために使用される外科装置が非常に複雑である。典型的には、上記眼の外科装置は、多数の異なる工具が取り付けられている主コンソールを有している。主コンソールは、電力を提供し、取り付けられた工具の操作を制御する。取り付けられた工具には、典型的には、プローブ、鋏、鉗子、照明器、硝子体切除装置及び注入ラインが含まれる。主外科コンソール内のコンピュータは、これらの工具の操作を監視しかつ制御する。]
発明が解決しようとする課題

[0008] 硝子体茎切除術では、例えば、硝子体切除装置は、硝子体を切断し、硝子体を吸引によって除去する。注入ラインは、切断された硝子体組織を除去するのに役立つ、眼内灌漑溶液を供給する。硝子体を有効に除去するために、外科医は、眼内灌漑溶液と硝子体自体との間の界面で、硝子体切除装置を硝子体内で保持する。もし硝子体切除装置が硝子体内で保持されなければ、硝子体切除装置が硝子体を有効に除去しない。これにより、手術が長引き、非効率となり、ひいては、患者に悪影響を及ぼす。硝子体切除装置等の外科器具が眼内に適切に配置されているか否かについて知ることが望ましい。]
課題を解決するための手段

[0009] 本発明の原理に基づく一実施例において、本発明は、外科器具と、吸引流量測定装置と、真空力測定装置と、インディケータとを有している、外科システムである。外科器具は、吸引部を有し、かつ媒体タイプ内に位置する。吸引流量測定装置は、吸引部によって発生する流量を測定するように構成されている。真空力測定装置は、吸引部によって発生する真空力を測定するように構成されている。インディケータは、外科器具が位置する媒体タイプの表示を提供する。外科器具が位置する媒体タイプの表示は、吸引流量測定情報、真空力測定情報、及び外科器具の操作及び構造に基づいている。]
[0010] 本発明の原理に基づく別の実施例において、本発明は、外科器具が位置する媒体タイプを識別する方法である。この方法は、真空力情報を受け取る段階と、吸引流量情報を受け取る段階と、外科器具が位置する媒体タイプを確定するために、真空力情報及び吸引流量情報を使用する段階と、媒体タイプの表示を提供する段階とを備えている。]
[0011] 前述の一般的な記載及び以下の詳細な記載は例示的で説明のためのみに、特許請求の範囲の発明をさらに詳細に説明するために記載されたものであるということが理解される。以上の記載及び本発明の実施は、本発明のさらなる利点及び目的を記載及び示唆する。]
[0012] 明細書の一部に組み込まれかつ明細書の一部を構成する、添付図面は、本発明のいくつかの実施例を図示し、明細書の記載と共に本発明の原理を説明するのに役立つ。]
図面の簡単な説明

[0013] 本発明の一実施例による媒体タイプを識別するための眼科外科システムのブロック図である。
本発明の一実施例による眼内の媒体タイプを識別するための眼科外科システムの操作を示す図である。
本発明の一実施例による媒体閾値の例示的なグラフである。
本発明の一実施例による媒体閾値の例示的なグラフである。
本発明の一実施例による媒体閾値の例示的なグラフである。
本発明の作用の一方法を示すフローチャートである。]
実施例

[0014] ここで、本発明の例示的な実施例について詳細に参照する。なお、添付図面では本発明の例示的な実施例が例示される。可能な限り、同じ又は同様な部品を示すべく図面全体を通して同じ参照番号が使用されている。]
[0015] 上記のように、眼の手術中、眼から異なる媒体が除去される。本願では、媒体とは、灌漑溶液(典型的には、無菌食塩水)、ペルフルオロカーボン液、シリコーン油、硝子体等の眼内の異なる物質及び構造等の、眼内に配置されうる異なる物質について言う。典型的には、注入ラインは無菌食塩水を提供し、吸引ラインは、眼から媒体を取り除き、外科器具が眼上で作用する。本明細書に記載されている例示的な実施例は、特に眼科手術に関するものであるが、本発明は、媒体が人体から除去される任意の手術に使用することができる。]
[0016] 眼内の異なる媒体は、その媒体の吸引に対する抵抗によって検出することができる異なる特性を有している。硝子体切除装置(vitrector)によって切断された後に硝子体を除去するために必要とされる吸引真空力は、食塩水、ペルフルオロカーボン液又はシリコーン油を除去するために要求される吸引とは異なる。所定の注入流量、器具の構造及び器具の操作について、この吸引に対する抵抗を媒体自体のタイプを決定するために使用することができる。]
[0017] 外科器具の任意の構造及び操作においても、媒体の障害を、その吸引流れに対する抵抗によって特徴づけることができる。所定の吸引真空力及び注入流量において、様々な媒体を、吸引流量を実現するために必要とされる真空力によって特徴付けることができる。換言すると、(媒体の粘性と類似の)媒体の障害により、吸引流量を実現するために特定の吸引真空力を必要とする。この真空力及び流量に基づいて媒体を識別することができる。]
[0018] 硝子体茎切除術では、媒体タイプには、硝子体液と、ペルフルオロカーボン液(硝子体網膜手術中において機械工具として機能し、分離した網膜の流体力学的操作を提供する高比重の液体であり、この高比重により、液体を網膜の後部に注入することができ、網膜の平坦化と、副網膜流体の前方への移動を容易にする)と、シリコーン油(硝子体網膜手術中で使用される手術後の網膜のタンポナーデ)と、無菌眼内灌漑溶液(テキサス州、フォートワースのアルコン研究所によるBSS Plus等)とが含まれる。]
[0019] 図1は、本発明の一実施例による媒体タイプを識別するための眼科外科システムのブロック図である。図1では、硝子体切除装置105及び眼球内ライト110が、互いに、ケーブル・コネクタを介して外科コンソール100に取り付けられている。外科コンソールは、コントローラ150と、ドライバ155と、注入ポンプ160と、真空発生器165と、真空力測定装置170と、流量測定装置175と、硝子体切除装置ドライバ180とを有している。コントローラは、ドライバ155と、注入ポンプ160と、真空発生器165と、真空力測定装置170と、流量測定装置175と、硝子体切除装置ドライバ180とインターフェイスを取っている。ドライバ155は、眼球内ライト110とインターフェイスを取っている。硝子体切除装置105は、注入ポンプ160と、真空発生器165と、真空力測定装置170と、流量測定装置175と、硝子体切除装置ドライバ180とインターフェイスを取っている。] 図1
[0020] 外科コンソール100は、典型的には、ノブ及びボタン等の様々な使用者用コントローラと、LCDディスプレイ等のディスプレイと、様々な外科器具用の接続ポートとを有する独立の装置である。外科コンソールは、取り付けられた外科器具に電力を供給し、外科器具の操作を制御する。図1では、硝子体切除装置105及び眼球内ライト110は、外科コンソール100に取り付けられている。] 図1
[0021] 硝子体切除装置105が、眼の硝子体を切断して除去するために設計されている。硝子体切除装置105は、硝子体を切断する切刃(図示せず)を有している。図1に示す実施例では、硝子体切除装置105は、注入ライン及び吸引ラインをさらに有している。注入ラインは、硝子体茎切除術に役立つ灌漑溶液を提供し、吸引ラインは、灌漑溶液及び切断された硝子体を除去するための真空力を提供する。あるいは、硝子体切除装置とは別個のラインを、注入及び吸引するために使用してもよい。] 図1
[0022] 眼球内ライト110は、小型光ファイバフィラメントを通して、眼の内側を照射する光源を有している。さらに、図1の実施例では、眼球内ライト110は、眼の内側の像を提供するように設計されている顕微鏡を有している。他の実施例では、顕微鏡は眼球内ライト110とは別個である。いずれの場合でも、外科医は、硝子体を外科的に除去するために硝子体切除装置105を操作するのに役立つように、眼の内側の像を使用する。眼球内ライト110は、媒体タイプの表示を提供することもできる。外科医が硝子体切除装置105を硝子体内で正確に配置した場合、緑色の閃光が眼球内ライト110によって生じる。外科医が硝子体切除装置105を無菌灌漑溶液内で不正確に配置した場合、青色の閃光が眼球内ライト110によって生じる。このように、外科医は、硝子体切除装置105の配置についての視覚的な表示を得る。] 図1
[0023] 媒体タイプの表示が図1の眼球内ライトの閃光として記載したが、他の任意の種類の視覚的表示又は可聴的表示を使用してもよい。例えば、他の種類の視覚的な表示には、顕微鏡ディスプレイ上で表示されるデータや、コンソール100上のスクリーン上に表示されるデータや、コンソール100上の発光ダイオードの照射が含まれうる。可聴的表示には、音色や音声合成が含まれうる。本発明の他の実施例では、使用者は、表示方法を設定することができる。例えば、異なる種類の視覚的表示及び可聴的表示が提供されてもよい。使用者は、所望の表示の種類を選択することができる。さらに、使用者は、提供すべき表示がないということも選択できる。] 図1
[0024] コントローラ150は、コンソール100の様々な構成要素や、コンソール100に取り付けられた硝子体切除装置105及び眼球内ライト110等の様々な器具の操作を制御する。コントローラ150は、典型的には、論理関数を実施することができる集積回路である。コントローラ150は、典型的には、電源ピン、入力ピン及び出力ピンを有する標準の集積回路パッケージの形態である。様々な実施例では、コントローラ150は、目標装置コントローラである。上記の場合には、コントローラ150は、注入流れポンプ、真空発生器又はカッタドライバ等の特定の装置又は構成要素を対象とする、特定の制御機能を実施する。例えば、注入流れポンプコントローラは、注入流れポンプを制御する基本機能を有している。他の実施例では、コントローラ150は、マイクロプロセッサである。上記の場合では、コントローラ150は、それが注入ポンプや装置の他の構成要素を制御するように機能することができるように、プログラムできる。マイクロプロセッサに記憶されたソフトウェアは、コントローラ150によって提供される制御機能を実施する。他の場合では、コントローラ150は、プログラム可能なマイクロプロセッサでなく、
異なる機能を実施する異なる構成要素を制御するように構成された特定の目的のコントローラである。図1においては一つの構成要素として示すが、コントローラ150は、多くの異なる構成要素又は集積回路からなっていてもよい。] 図1
[0025] ドライバ155は、眼球内ライト110を駆動するように構成されている。図示する実施例では、ドライバ155は、眼球内ライト110内の光ファイバフィラメントを通して眼へ投影される光源を提供する。さらに、ドライバ155は、ディスプレイのために眼の内側の像を受け取る。ドライバ155は、レーザー、発光ダイオード又はランプ等の光を発生させる任意の一般的に公知の装置と、光を操作する関連の電子機器とを有してもよい。]
[0026] 注入ポンプ160は、無菌食塩水等の灌漑溶液を外科部位へ提供するように設計されたポンプである。注入ポンプ160は、流体が流れる注入ラインとインターフェイスを取る。図1の実施例では、注入ポンプ160は、硝子体茎切除術中において眼の内側へ灌漑溶液を提供する。注入ポンプ160によって提供される流体は、手術中において眼の形状を維持するのに役立つ。ペルフルオロカーボン及びシリコーン油等の他の液体は、典型的には、注射器で眼内に注入され、灌漑溶液のようにポンプで眼に注入されない。注入ポンプ160は、液体をポンプで注入する、蠕動ポンプ等の任意のタイプのポンプとしうる。] 図1
[0027] 真空発生器165は、硝子体茎切除術中において眼から媒体を除去するために吸引真空力を提供する。真空発生器165は、媒体を眼から処理用貯蔵容器へ運ぶ吸引ラインとインターフェイスを取っている。真空発生器165は、典型的には、真空力を発生させるベンチュリ効果を採用している。真空力を発生させる他の一般的に公知の方法を採用してもよい。]
[0028] 真空測定装置170は、真空発生器165によって提供される真空力を測定する。真空測定装置は、真空発生器165の近傍に位置する。真空測定装置170を実施する、任意の一般的に公知の真空測定装置を採用してもよい。]
[0029] 流量測定装置175は、吸引ライン内の流体流量を測定する。流量測定装置175は、真空発生器165と硝子体切除装置105の間の吸引ラインと直列でもしくは該ラインに沿って位置する。流量測定装置175を実施する、任意の一般的に公知の流量測定装置を採用してもよい。流量測定装置175は、装置の注入部によって発生する流量を測定するように構成してもよい。上記の場合には、流量測定装置175は、コンソール100内に適切に位置する2つの別個の流量測定装置で実施してもよい。]
[0030] 硝子体切除装置ドライバ180は、硝子体切除装置105の切断操作を駆動する。硝子体切除装置ドライバ180は、一定範囲の切断速度にわたって、硝子体切除装置105を操作するべく電力を提供することができる。例えば、硝子体切除装置105は、毎分400カットの比較的に遅い切断速度又は毎分4000カットの比較的に速い切断速度で操作することができる。硝子体切除装置ドライバ180は、硝子体切除装置105の切断速度を制御するのに必要な力を提供する。]
[0031] 本発明の他の実施例では、コントローラ150は、硝子体切除装置105が特定の媒体タイプ又は異なる媒体タイプ内に位置する時間を記録するように作動する。あるいは、記憶装置を有する別個の装置(図示せず)を、硝子体切除装置105が特定の媒体タイプ又は異なる媒体タイプ内に位置する時間を記録するように採用してもよい。この記録機能は、器具の適切な配置を外科医に教示するのに役立ちうる。上記機能は、用途を評価するために使用してもよい。]
[0032] さらに、コントローラ150は、取り付けられた硝子体切除装置105の構造を確定することもできる。例えば、硝子体切除装置105は25口径としてもよい。硝子体切除装置105の寸法は、特定の吸引流量を実現するために必要とされる真空力に影響する。コントローラ150は、硝子体切除装置105の操作又は切断速度を決定することもできる。硝子体切除装置105の操作又は切断速度も、特定の吸引流量を実現するために必要とされる真空力に影響する。]
[0033] コンソール100、ドライバ155、注入ポンプ160、真空発生器165、真空力測定装置170、流量測定装置175及び硝子体切除装置ドライバ180が別個の要素として示されているが、任意の数の構成要素に一体化もしくは分割されてもよい。図1のブロック図は、単に図示目的で示すものであり、コンソール100内に実際に収納されている要素の構造を限定する意図で示されていない。例えば、ドライバ155の顕微鏡機能と光機能を、異なる機能の構成要素に別々にして提供してもよい。同様に、真空測定装置170及び流量測定装置175は、一組の構成要素に一体化し、その中のいくつかの構成要素が両方の測定機能を実施してもよい。] 図1
[0034] 図2は、本発明の一実施例による眼内の媒体タイプを識別するための眼科外科システムの操作を示す図である。図2では、眼200は2つの体積部、すなわち、硝子体がある参照番号205における体積部と、硝子体がない又は除去された参照番号210における体積部とを有する。これらの2つの体積を分割する線は、これらの2つの体積の間のインターフェイスである。硝子体切除装置105の硝子体切除装置プローブ250は、その平坦部領域を通して眼200内に挿入される。同様に、眼球内ライト110の光プローブ255は、その平坦部領域を通して眼200内に挿入される。] 図2
[0035] 図2に示す構造では、硝子体茎切除術が実施されている途中である。硝子体切除装置105は、体積210から硝子体を除去しており、体積205と体積210の界面において、硝子体を除去している。硝子体切除装置プローブ250は、硝子体を切断し、切断された硝子体及び灌漑溶液の混合物を眼から吸引する。灌漑溶液は、硝子体切除装置プローブ250内の注入ラインを通して提供される。真空力は、硝子体切除装置プローブ250内の吸引ラインを通して提供される。] 図2
[0036] 図2では、眼球内ライト110が照射している。光プローブ255は、眼の内側を照射し、外科医が硝子体205を切断して除去することができるように硝子体切除装置105を操作できる。眼球内ライト110は、前述のように、媒体タイプの表示を提供することができる。] 図2
[0037] 図3、4及び5は、本発明の様々な実施例による媒体閾値の例示的なグラフである。これらの図の各々では、媒体閾値が示されている。媒体閾値は、グラフ領域を2つの領域に分割する線(図3)又は面(図4及び5)である。一方の領域(領域A)は上記線又は面の上方にあり、他方の領域(領域B)は上記線又は面の下方にある。一つの媒体は、グラフ上に描かれる時に領域A内に位置する特性を有しており、別の媒体は、グラフ上に描かれる時に領域B内に位置する特性を有している。前述のように、異なる媒体は、所定の器具の構造及び操作のために、真空力によって発生する吸引流量によって特徴付けられる異なる媒体を有している。このように、様々なグラフ上に示されている変数は、真空力、吸引流量、注入流量及び器具の操作(硝子体切除装置105の場合、切断速度)を含んでいる。] 図3 図4
[0038] 図3は、器具内に発生する真空力と、真空力によって発生する吸引流量の、表示される2つの変数に基づいて、媒体閾値を示している。図3では、一連の注入流量にわたった所定の外科器具についての一組のグラフを、硝子体切除装置が挿入されている媒体タイプを確定するために使用することができる。所定の器具の構造及び操作と、所定の注入流量では、所定の吸引流量を実現するために必要とされる真空力から媒体のタイプを確定することができる。換言すると、眼科手術では、所定の注入流量で所定の切断速度で操作している、25口径の硝子体切除装置は、一定範囲の異なる真空力を発生させることができる。この範囲の異なる真空力は、吸引される媒体タイプに依って吸引流量が異なることとなる。一般に、比較的に高い真空力は、比較的に高い吸引流量をもたらす。しかしながら、吸引流量は、吸引される媒体に依存する。比較的に高い粘性を有する媒体は、所定の吸引流量を発生させるために比較的に高い真空力を必要とする。同様に、比較的に低い粘性を有する媒体は、同じ吸引流量を発生させるために比較的に低い真空力を必要とする。このように、吸引流量は、吸引される媒体の粘性に関連している。] 図3
[0039] 例えば、眼内の灌漑溶液は、室温で約1センチストークの粘性を有している。ペルフルオロカーボン液は、約0.7センチストークの粘性を有しており、シリコーン油は、約1000センチストークの粘性を有している。人間の眼の硝子体は、約2〜6センチストークの範囲の粘性を有している。人間の眼の硝子体は、老化過程の一部として、時間とともに粘性が少なくなってくる。]
[0040] 図3のブラフでは、領域Aでは、所定のプローブ操作及び所定の真空力で、比較的に高い流量が得られる。領域Bでは、所定のプローブ操作及び所定の真空力で、比較的に低い流量が得られる。BSSやペルフルオロカーボン液等の粘性の比較的に低い媒体についてのデータ点は、領域Aにある。硝子体や硝子体とBSSの混合物等の粘性の比較的に高い媒体についてのデータ点は、領域Aにある。直観的に、粘性の比較的に高い材料で所定の流量を生成すると、粘性の比較的に低い材料で所定の流量を生成する場合よりも高い真空力を必要とする。] 図3
[0041] 図1のコントローラ150は、媒体のタイプを決定するための、真空力、吸引流量、注入流量、及び、器具の操作(硝子体切除装置の場合、切断速度)についての情報を利用している。図3は、図示目的のためのグラフとして示されており、コントローラ150は、表の数字を使用することもできる。表の数字は、グラフ上に示される媒体閾値線に対応しうる。] 図1 図3
[0042] 図4は、器具内に発生する真空力と、真空力によって発生する吸引流量と、注入流量の、表示される3つの変数に基づいて、媒体閾値を示している。図4では、外科器具の一連の操作範囲にわたった所定の外科器具についての一組のグラフを、硝子体切除装置が挿入されている媒体タイプを確定するために使用することができる。図4のグラフは、図3のグラフに、もう1つの変数を単に加えたものである。図4は、図示目的で、媒体閾値面を可視的に示している。図4では、BSSやペルフルオロカーボン液等の粘性の比較的に低い媒体についてのデータ点は、領域Aにある。硝子体や硝子体とBSSの混合物等の粘性の比較的に高い媒体についてのデータ点は、領域Aにある。] 図3 図4
[0043] 同様に、図5は、器具内に発生する真空力と、真空力によって発生する吸引流量と、外科器具の操作(この場合、硝子体切除装置の切断速度)の、表示される3つの変数に基づいて、媒体閾値を示している。図5では、注入流量の一連の操作範囲にわたった所定の外科器具についての一組のグラフを、硝子体切除装置が挿入されている媒体タイプを確定するために使用することができる。図5のグラフは、図3のグラフに、もう1つの変数を単に加えたものである。図5は、図示目的で、媒体閾値面を可視的に示している。図5では、BSSやペルフルオロカーボン液等の粘性の比較的に低い媒体についてのデータ点は、領域Aにある。硝子体や硝子体とBSSの混合物等の粘性の比較的に高い媒体についてのデータ点は、領域Aにある。] 図3 図5
[0044] 図3〜5はグラフとして示されているが、図3〜5を表又は一組の値として表すこともできる。この組の値よりも大きな測定値は、領域A内の媒体を表し、この組の値よりも小さな測定値は、領域B内の媒体を表す。上記の組における値と測定値との間で、距離又は方向を計算することができる。正の距離及び方向は、領域Aにおける媒体を示すことができる。同様に、負の距離及び方向は、領域Bにおける媒体を示すことができる。所定のグラフ上の、測定されたデータ点の位置を確定するために使用するために、任意の数の公知の数学的方法を使用することができる。] 図3 図4 図5
[0045] 図6は、本発明の一方法を示すフローチャートである。ステップ605では、真空力情報が受け取られる。ステップ610では、吸引流量情報が受け取られる。ステップ615では、注入流量情報が受け取られる。ステップ620では、器具構造情報が受け取られる。ステップ625では、器具操作情報が受け取られる。ステップ630では、器具が位置する媒体タイプを決定するために、真空力及び流量の情報が使用される。ステップ635では、媒体タイプが表示される。ステップ640では、器具が媒体タイプ内に位置する時間が追跡される。] 図6
[0046] 上記から、本発明は、手術中において媒体タイプの表示を提供する、改良したシステム及び方法を提供するということを認識することができる。本発明は、使用者に、選択可能な識別方法を提供している。本発明は、真空力、吸引流量及び他の変数に基づいて、硝子体切除装置が挿入されている媒体タイプを確定することができる。本発明は、所定の器具の構造及び操作について、所定の吸引流量を生成するために必要とされる真空力の料に基づいて、媒体タイプを特徴付けている。本発明は、本明細書において例示的に示されており、様々な修正を当業者によって行うことができる。]
[0047] 本発明の他の実施例が、明細書を考慮することにより当業者には明らかであり、本発明の実施が本明細書に開示されている。明細書及び例は例示として考慮すべきであり、本発明の真の範囲及び精神は以下の特許請求の範囲に示されているということが意図されている。]
权利要求:

請求項1
吸引部を有する、媒体タイプ内に位置しうる外科器具と、前記吸引部によって発生する流量を測定するように構成されている吸引流量測定装置と、前記吸引部によって発生する真空力を測定するように構成されている真空力測定装置と、外科器具が位置する媒体タイプの表示を提供するインディケータとを備え、前記外科器具が位置する媒体タイプの表示は、吸引流量測定情報、真空力測定情報、及び前記外科器具の操作及び構造に基づいている、外科システム。
請求項2
前記外科器具を操作するためのドライバをさらに備えている、請求項1に記載の外科システム。
請求項3
前記外科器具の構造及び操作を識別する装置をさらに備えている、請求項1に記載の外科システム。
請求項4
前記外科器具は硝子体切除装置である、請求項1に記載の外科システム。
請求項5
前記インディケータは、眼球内ライトである、請求項4に記載の外科システム。
請求項6
前記媒体の表示は、可視的に表示されることである、請求項1に記載の外科システム。
請求項7
前記媒体の表示は、可聴的に表示されることである、請求項1に記載の外科システム。
請求項8
前記媒体の表示は、使用者に割り当てられる、請求項1に記載の外科システム。
請求項9
前記インディケータは、電源のオン又はオフを選択できる、請求項1に記載の外科システム。
請求項10
前記外科システムの操作を制御するためのコントローラをさらに備えている、請求項1に記載の外科システム。
請求項11
前記コントローラは、マイクロプロセッサと、前記外科システムの制御機能を実施するための、前記マイクロプロセッサ上で作動するソフトウェアとを備えている、請求項10に記載の外科システム。
請求項12
前記外科器具が前記媒体タイプ内に位置する時間を追跡する装置をさらに備えている、請求項1に記載の外科システム。
請求項13
前記外科器具は注入部をさらに備え、前記システムは、前記注入部によって発生する流量を測定する装置をさらに備えている、請求項1に記載の外科システム。
請求項14
真空力情報を受け取る段階と、吸引流量情報を受け取る段階と、外科器具が位置する媒体タイプを確定するために、前記真空力情報及び前記吸引流量情報を使用する段階と、媒体タイプの表示を提供する段階とを備えている、外科器具が位置する媒体タイプを識別する方法。
請求項15
前記媒体タイプの表示を提供する段階は、眼球内ライトを提供する段階を備えている、請求項14に記載の方法。
請求項16
前記媒体タイプの表示を提供する段階は、前記表示を可視的に表示する段階を備えている、請求項14に記載の方法。
請求項17
前記媒体タイプの表示を提供する段階は、前記表示を可聴的に表示する段階を備えている、請求項14に記載の方法。
請求項18
前記媒体タイプの表示を提供する段階は、使用者に割り当てられる識別タイプを受け取る段階をさらに備えている、請求項14に記載の方法。
請求項19
前記外科器具が前記媒体タイプ内に位置する時間を追跡する段階をさらに備えている、請求項14に記載の方法。
請求項20
注入流量情報を受け取る段階をさらに備えている、請求項14に記載の方法。
請求項21
前記外科器具の構造及び操作についての情報を受け取る段階をさらに備えている、請求項14に記載の方法。
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